由来・食べ方

由来

ちゃんこ鍋は、明治から大正にかけて角聖とうたわれた横綱常陸山が活躍した頃から本格的に確立されたと云われています。名前の由来については料理人を「ちゃん」又は「ちゃんこ」と呼び、その人が作る鍋料理の意からとも云われ、また江戸時代、長崎に巡業した相撲取りが中華鍋の「チャンクォ」を使用し、力士達の食事に用いたことから「ちゃんこ」という呼び名がついたも云われています。現代では相撲部屋で食べる料理が全て「ちゃんこ」と云われています。

またちゃんこ鍋は昔からソップと呼ばれる鶏ガラでダシをとることが多いが、これは人間と同じように二本脚で立つ鶏から縁起を担ぐ意味も込められています。鶏ガラが細身であることから、現在でも細身の力士をソップと呼んでいて、これに関連し古くは「手をつく」=「負ける」という連想から、縁起を担ぐため牛や豚などの四足動物の肉を使うことは避けていたが、現在では使われている。また白星を連想させることから、具として肉団子を入れることが一般的になっています。

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ちゃんこの美味しい食べ方

其の壱

お鍋が運ばれましたら、だしが沸くまで我慢してお待ちください。
この間に胡麻鉢の胡麻をゴリゴリと摩って頂きます。 この時、摩り過ぎますと香が飛びますのでご注意ください。 余り摩り過ぎず程々にこれが胡麻摩りの極意です。

其の弐

だしが沸きましたら竹筒の鰯のつみれを形を整えてお入れください。
再びだしが沸きましたらニラを入れてお待ちください。

其の参

三度沸きましたら火を下としだしをすり鉢に取り、鰯つみれ をニラの風味を味わいながら御召し上がりください。

其の四

その後は鶏肉、鶏肝、豚肉、豚団子、お肉類から入れてよく火を通し、 お野菜はお好みの硬さに煮てお召し上がり下さい。 又、すり鉢のおだしは薬味でお好みに味付けしてください。
薬味は一味唐辛子、柚子胡椒、柚子絞り汁、炒り胡麻です。 お好みにより、卸にんにく、ピリ辛味噌を申し付けください。

其の伍

お鍋の追加品から色々御注文して様々な食材をお楽しみください。
お好みにより、うどんやらーめん、雑炊等をお選び下さい。

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